Alumni Interview Project 第3弾 中編: 哘崎 悟 (Satoru)
"自分の可能性に挑戦する旅"
〜関西学院大学からDVCを経て、
シリコンバレーでの起業まで〜
第3弾 中編:
哘崎 悟
(Satoru Sasozaki)
Date: January 15th, 2018
Interviewer: Takahiko Sugitani
Alumni Interview Project 第3弾 前編では、Satoruさんに留学を決意するまでの日本での学生時代やキッカケについて伺いました。中編はDVCでの2年間について聞いていきます。
Satoruさんの Alumni Interview Project 第3弾 前編 はこちらのURLから!
2. DVCでの2年間
各々の志を持ってこのDVC に集ってきてからどのような生活を送るかで、その後の旅の目的地は変わってきます。サトルさんはここでどのような世界と出逢い、どのような経験をし、どんな思いを持って学生生活を送っていたのでしょうか。DVCでの魅力とともに、その後の4年制大学への編入に向けたプロセスも交えてお話しを伺います。
インタビュアー:それでは今からDVCに実際に入学してからのお話を伺っていきます!
DVCの学生生活で苦労したことはありましたか?
Satoru:語学学校には行かず、渡米後すぐに大学の授業を履修したので、いくつか苦労することがありました。一番大変だったのは、事前知識がないコンピューターサイエンスを英語で学ぶということでした。英語がわからないので教授が何を言っているかわからず、未知の分野だったので推測することもできず、授業内で理解できた内容は極めて少なかったです。
インタビュアー:なるほど。コンピューターサイエンスは履修授業数が多く大変と言われていますよね。
では、授業外でどのような勉強を行っていましたか?
Satoru:授業を録音し、家に帰ってから3回ほど聴き直して少しでも理解しようとしていました。授業中にわからなかった箇所の時刻をノートにメモしておいて、その部分を集中的に聴いていましたが、それでも全て理解できたわけではありませんでした。幸運にも、すでにソフトウェアエンジニアとしての経験がある日本人の友達が同じクラスをとっていたので、彼に助けてもらいながら乗り切りました。ソフトウェアエンジニアとして必要な知識の半分以上は彼から教わったので、今でもとても感謝しています。
コンピューターサイエンスの授業風景
インタビュアー:日本の大学では文系だったとのことですが理系への変更は大変でしたか?
Satoru:コンピューターサイエンスの授業で、僕が高校では学ばなかった数学の知識が必要になれば、YouTubeやKhan Academyなどの動画サイトを主に利用して勉強しました。プログラミングに使う、という目的があったので楽しかったです。コンテンツ自体もしっかりと設計されているので、納得しながら学ぶことができました。
インタビュアー:授業外でも出来ることは色々あるんですね!先ほど英語でも苦労されたと仰られていましたが、英語の勉強はどうしていましたか?
Satoru:毎朝1時間、アメリカで買った教科書を音読していました。英語の勉強に関しては、今から考えると少しやりすぎかも、と思える時期もありました。ある週末、僕は家で勉強していたかったのですが、たまには息抜きが必要だということで、ルームメイトにハイキングに連れ出されたことがありました。結局、車での移動中もハイキングの最中も終始英語の音読をしていました。せっかく質の高い授業を受けることができているのに、英語がわからないせいで無駄にしたくないという一心で英語の勉強に取り組んでいました。
アパートメントでの風景
Mission Peaksのハイキングにて
インタビュアー:Satoruさんは目標のために色んな機会を利用して全力で取り組むんですね。授業選択では何か工夫したことはありますか?
Satoru:好きな教授の授業で以前から履修したいと思っていた授業が、定員割れで開講されなくなったことがありました。どうにかして開講してもらえないかお願いするために友人と一緒に教授を訪ねると、教授がオフィスアワーを利用して、特別に講義と演習をしてもらえることになりました。教授1人に対して生徒が僕たち2人だけだったので、願ってもいなかった機会を得られることになり、1セメスターを通して非常に満足できる授業を毎週行ってもらうことができました。定員割れになった時点で諦めず、教授に掛け合ってみて本当によかったと思いました。
インタビュアー:Satoruさんの熱意による賜物だと思います!
DVCの授業では実際の仕事で役に立つ技術を学ぶことはできましたか?
Satoru:学校での勉強は「実際に仕事で必要な技術を学ぶ技術を学ぶ手段」として捉えていたので、実際に必要な技術はインターンシップを通して学びました。
インタビュアー:インターンシップを得る機会というのはたくさんあるのでしょうか?
Satoru:サンフランシスコやシリコンバレー周辺には、5歳からプログラミングしていますというような、非常に優秀な人がたくさんいるので、経験の浅い僕がオンラインで他の人と同じようにインターンシップに応募していても、チャンスを掴める確率は低いと思いました。そこでミートアップやイベントに積極的に参加するなど、オフラインでの活動割合を高く保つように心がけていました。学校での勉強と両立するために、学校にいかなければならない日数をできるだけ抑え、週末は誘っていただいた集まりは例外なく全て行くなど、必ず出かけるようにしていました。
サンフランシスコでは毎日どこかでIT系のミートアップが開催されている
インタビュアー:実際インターンシップを獲得することが困難な中、どのようにして面接から採用までに至りましたか?
Satoru:オンラインでの応募も並行して行っていました。しかし、専用の応募フォームからではなく、良いと思った会社があれば、そこで働く人をLinkedInやAngelListで探して、直接メールを送っていました。その方が目に留まる可能性が高いと考えたからなのですが、今見返すとゾッとするほど熱いメールを送っていたと思います(笑)50通ほど送って、10通返ってきました。実際に面接をしたのが1社で、Yummlyというレシピ検索系のスタートアップでした。そこからインターンの内定をいただいたのですが、通勤に2時間以上かかるので諦めざるを得ませんでした。
その後、友人に誘ってもらって参加したパーティで、Waygoという機械学習系のスタートアップのCEOに出会い、そこで自然言語処理エンジニアとしてインターンシップをさせてもらえることになりました。
インタビュアー:なるほど。どこにチャンスが転がっているか分からないものですね!インターンシップの内容はどのようなものでしたか?
Satoru:500 Startupsというスタートアップアクセラレーター出身のスタートアップで翻訳アプリを開発していました。ソフトウェアエンジニアとして初めての実務経験で、上司のサポートもあり、非常に多くのことを学ぶことができました。主な仕事内容はC++で書かれていた機械翻訳エンジンをGo言語に書き換えることでした。当時ぼくが知っていたのは、C++だけで、その他に必要だった、Go言語、Python、ウェブスクレイピング技術、自然言語処理で使われるアルゴリズム、統計機械翻訳についての知識はありませんでした。それぞれ本を一冊入手し、インターンが始まるまでの1週間で5冊読み概要を掴みました。
インタビュアー:そこで何を学びましたか?
Satoru:時間をかけずに最重要な知識を最短で身につけて、その後は必要に応じて学んで行く学習方法を、ここで身につけることができました。勉強を始めた時から、コンピューターサイエンスは英語でしか勉強しないと決めており、この時追い込まれたことで、英語の情報から必要な内容を取捨選択して理解する速度も飛躍的に上がりました。
インタビュアー:インターンシップで学べることは多いんですね。それでは、後輩たちに向けて、DVCでの学生生活の魅力を伝えてもらえますか?
Satoru:DVCはとても良い学校だと思います。質の高い授業を行う教授がたくさんおり、留学生へのサポートも手厚いです。しかし、コミュニティーカレッジである以上、4年制大学と比べると得られる機会に限りがあります。近くにあるUCバークレーに通っていた友人にいろいろな機会を紹介してもらい、同大学のプログラミングクラブに参加させてもらったりもしていました。どの大学に所属しているかはあまり重要ではなく、本気で気持ちを伝えればどこに行っても歓迎してくれるのは素晴らしい文化だと感じました。
次週のAlumni Interview Project 第3弾 後編は!!
日本とアメリカでのビジネスの違い
Satoruさんの起業
留学の醍醐味 についてです!
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